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ミステリの祭典

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走馬灯交差点

作家 西澤保彦
出版日2023年03月
平均点1.50点
書評数2人

No.2 2点 八二一
(2024/10/05 20:26登録)
人格転移に関わる特殊な体質を持つ一族をめぐるややこしい殺人事件の連鎖を描くが、同種の設定を用いた「人格転移の殺人」に比べると、緊密なロジックによる解決というよりドタバタ感が強い。

No.1 1点 メルカトル
(2023/08/13 22:13登録)
殺人事件を捜査中の刑事が、何者かによって橋から突き落とされてしまう……。気が付くと目の前には“自分の幽霊”が――!?
怒濤のどんでん返しがラッシュする“特殊設定ミステリ”!
Amazon内容紹介より。

はっきり言って駄作だと思います。1ミリも面白くないし、読みどころも一つもない、オチもなければ捻りもない。褒めるところが皆無です。そもそも設定が自身の『人格転移の殺人』の焼き直しでしかなく、それ以上でもそれ以下でもないという全く進歩が見られない救いのなさ。更に登場人物が多い上に血縁関係のややこしい事、それに加えて同じ事柄を何度も違う表現で繰り返す文章のくどさに辟易します。全体にとっ散らかっていて、一体何がやりたいのか、作者の意図がが理解できませんね。

帯には大森望の賛辞の言葉が躍っていますが、そもそも私は彼の事を信用していません。それに加えて安っぽい装丁。Amazonの評価が高かったのだけを信じて読んでみましたが、後から考えれば上記の理由だけで回避する事は可能なはずでした。悪いけど、時間の無駄でした。ああ、それと、どんでん返しなどどこにも存在しませんから。

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