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ミステリの祭典

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氷雨

作家 山田正紀
出版日1998年12月
平均点5.50点
書評数2人

No.2 7点 虫暮部
(2024/07/12 12:08登録)
 サスペンスフルなハード・ボイルドではあるが、パーツの組み合わせ方が結構パズラー的で、そこが良い。石投げ勝負は名場面。
 主人公の妻子に対する思いが、結局は “自分に都合の良い範囲” に落ち着いてしまった感があり残念。そこはちょっと説教臭く感じた。妻がこの結婚で得たのは苦労だけみたいなのに……。

No.1 4点 由良小三郎
(2002/03/12 21:30登録)
まだ山田正紀さんをあまり読んでいないので、その魅力がつかめません。これは、魅力的になりそうな登場人物も多いんですが、悪意が基調の人物たちが多くて暗い、救いの少ない話です。

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