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ミステリの祭典

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赤ずきん、ピノキオ拾って死体と出会う。
昔話ミステリ

作家 青柳碧人
出版日2022年10月
平均点6.00点
書評数2人

No.2 6点 まさむね
(2023/04/24 21:06登録)
 昔話シリーズ全体では4作目であり、赤ずきんシリーズ(童話シリーズ)としては2作目となります。
 ある日、偶然ピノキオの腕を拾った赤ずきん。その後ピノキオに会えたものの、彼は手足をバラバラにされてしまいます。ピノキオ(の一部)とともに、各パーツを探す旅に出かけますが、道中様々な死体と出会うことになって…あ、タイトルどおりか。果たしてピノキオはすべてのパーツを見つけ出して、めでたく人間になれるのかしら、というお話。白雪姫、ハーメルンの笛吹き男、三匹の子豚が元ネタ。ブレーメンの音楽隊とかも加えるべきか。
 赤ずきんとピノキオという、連作短編を通した魅力的なメインキャラが存在している分、日本昔話シリーズよりも読み進めやすいかも。驚愕の展開が…という訳ではないけれども、面白く読ませていただきました。

No.1 6点 文生
(2022/10/28 16:08登録)
童話×特殊設定ミステリとしてはすでに大きな驚きはなくなってしまったシリーズですが、童話のイメージに対するアンチテーゼの物語としては皮肉が効いていてなかなか面白かったです。特に、白雪姫のエピソードがお気に入り。

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