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ミステリの祭典

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シェルター
整体師探偵シリーズ/改題「Shelter」

作家 近藤史恵
出版日2003年09月
平均点5.50点
書評数2人

No.2 5点 ことは
(2022/11/13 00:25登録)
本作も、謎と解決が主軸の話なのに、冒頭の”謎”が弱い。シリーズ・キャラの姉の失踪と、姉に関わる不可解な少女で、”謎”としては残念ながら弱すぎる。
解決も「なあんだ」と思わせるものだし、偶然の繋がりも多々ある。過去のエピソードも、物語内の”今”と直結しない感じがする。これは、読みやすさ優先で、掘り下げが足りないせいだろう。
キャラクターが魅力的だから楽しく読めるのだが、高く評価はできないかな。

No.1 6点 まさむね
(2022/07/18 22:38登録)
 整体師シリーズ第3弾。
 安定的に面白いのだけれども、1作目、2作目と比較すれば、多少下がるか。力先生と恵・歩姉妹、さらに小松崎のメインメンバーの関係性が固まってしまっているので、やむを得ない部分もあるとは思うのですが、真相を知って振り返ってみると怪しげな人物の置き方があざと過ぎて、何かうまく流された感じも受けます。
 とはいえ、メインメンバーのキャラは魅力的。今後続編はないものか。

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