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ミステリの祭典

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跫音

作家 山田風太郎
出版日1995年04月
平均点6.50点
書評数2人

No.2 7点 蟷螂の斧
(2022/04/17 11:51登録)
著者の自選恐怖小説集
①三十人の三時間 6点 飛行機の無線が故障。燃料はあと3時間分。機内にパニックが・・・艶っぽいパニックも
②さようなら 8点 恋人を正気に戻すために・・・西村京太郎氏の某作品を思い出した
③女死刑囚 7点 死刑執行日まで○○時間 壮絶
④跫音 5点 人を殺めてしまい、アリバイを頼むのだが・・・甘くはない
⑤双頭の人 7点 5人から求婚された女医。その男たちは皆自殺したという。私も彼女に惹かれ・・・怪異
⑥黒檜姉妹 8点 絶世の美人姉妹のいるという村を訪れた医学生の見たものは・・・官能と怪異
⑦雪女 5点 封印された雪女の絵。それを見ると目がつぶれるという・・・絵師の狂気
⑧笑う道化師 5点 道化師の妻は笑い茸を夫に食べさせて殺そうとしたが・・・愛人と共謀
⑨最後の晩餐 7点 美食の会で最後にだされた料理は・・・例のもの?
⑩呪恋の女 8点 美貌の青年は7時までに必ず家に帰ってしまう。彼に恋した乙女が知る真相は・・・異形の極致かも

No.1 6点 メルカトル
(2022/02/26 23:30登録)
10篇の短編からなるホラー作品集。とは言え、色んなタイプの小説が並び一口にホラーとは決めつけられません。
個人的には『双頭の人』『黒檜姉妹』がツートップですね。それに続くのが『最後の晩餐』『呪恋の女』辺り。こうして見るとやはり自分は異形の物語が好きなんだとつくづく思い知らされます。他もまずまずの出来で、一定の水準はクリアしていると思います。トップ2作品はまさかの展開に驚愕を覚えます。オチが凄いですよ。

菊地秀行の解説にあるように、1995年時点で他の作品集と重複はないとの事で安心して楽しめます。風太郎はどれに何が入っているのか把握しづらいですから、これは嬉しいですね。流石に文体は古さを感じさせますが、それが又一つの味わいになっていて良い意味でその時代の風合いに浸れます。

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