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ミステリの祭典

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1話3分で驚きの結末!大どんでん返しの物語
『このミステリーがすごい!』編集部 編

作家 アンソロジー(出版社編)
出版日2021年03月
平均点5.50点
書評数2人

No.2 6点 メルカトル
(2026/07/10 22:41登録)
大どんでん返しに期待すると肩透かしを喰らいます。確かに最初の武田綾乃の『かわいそうなうさぎ』を読んだ後は、どんでん返しと言うより後味の悪さに辟易としそうなくらい、気分が落ち込みました。しかしそれだけ記憶に残ったという事で、その後も期待出来そうだと思いましたが、やはりそうはいきません。驚きの結末と言えるのは、篠原昌裕の『卒業旅行ジャック』、島津緒繰の『人気作家の憂鬱』、深津重一の『闇の世界の証言者』、堀内公太郎の『夏祭りのリンゴ飴は甘くて酸っぱい味がする』、佐藤青南の『私のカレーライス』、中山七里の『盆帰り』ですかね。

他は正直驚けませんでした。一回読んですぐにでも忘れそうな作品ばかりで残念な結果に終わりました。このタイトルでこれまでに出版された宝島社文庫から選び抜かれた作品の筈なのに、これでは納得できませんね。ジャンル的にはミステリ多目かと思いましたがそういう訳でもありませんでした。上述の佳作もありましたが、全体的にはあまり評価されていないのも納得です。

No.1 5点 sophia
(2021/12/30 23:11登録)
宝島社出版の「5分で読めるひと駅ストーリー」「3分で読める喫茶店の物語」「10分間ミステリー」等から今回のテーマに沿った16短編を収録したもの。正直に言いまして傑作選でこの水準なのかという軽い失望はあります。それでも「フレンチプレスといくつかの嘘」「祈り捧げる」「柿」「盆帰り」は読み応えがありました。ベストは悩みますが、恋心と信仰の板挟みが苦い「祈り捧げる」と、唯一しっかり本格ミステリーとしても成立している「盆帰り」の2作を挙げさせていただきます。

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