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ミステリの祭典

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ifの迷宮

作家 柄刀一
出版日2000年02月
平均点6.50点
書評数2人

No.2 6点 バード
(2021/01/20 07:08登録)
(ネタバレあり)
科学捜査のせいで、昔ながらの探偵小説が書きにくくなってきているが、逆に遺伝子を利用した人物間の紐づけで、魅力的な謎を演出していて凄いと思った。中盤までの盛り上げ方は、非常に好み。

それだけに、結末は置きに行ったなぁと思った。遺伝子の誤認識の原因が○○移植や○○〇双生児というのは、現実的すぎる落としどころで、ミステリとしてはつまらん。(好みの問題だが。)私はもっと、アクロバットなトリックを期待していたのだよ。

初めての柄刀さん本だったが、総合的には、可もなく不可も無く、だった。

No.1 7点 ギザじゅう
(2004/06/13 13:46登録)
近未来舞台のSFミステリ。
医療問題に関する社会派的な捉え方も出来るが、密室やら動き回る使者やらがちがちの本格になってるのが柄刀らしい?
トリックは最近読んだ探偵小説(これも舞台は近未来)に非常に似通っていたが、使い方が全く違い、どちらも素晴らしい出来である。
難解な点も多多あるので、薦めづらい作品かも

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