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ミステリの祭典

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死ぬまでにしたい3つのこと

作家 ピエテル・モリーン&ピエテル・ニィストレーム
出版日2021年03月
平均点6.50点
書評数2人

No.2 6点 zuso
(2021/07/16 23:30登録)
冒頭3ページで読者をつかみ、そのままの勢いで最後まで突き進む。米国とスウェーデンにまたがる物語は、どこに転がるか分からない展開と、謎とアクションに満ちた見せ場が連続する。良く出来たミステリとしての枠に収まっているが、その中で極上の驚きを味わえる作品。

No.1 7点 蟷螂の斧
(2021/07/07 16:12登録)
裏表紙より~『スウェーデンを代表する企業の社長令嬢が大量の血痕を残して失踪した。少女は腕に3つのチェックボックスのタトゥーを入れ、直前に最後の1つを埋めていた。10代の少年が容疑者に浮上したものの遺体は発見されず、未解決のまま時が過ぎた10年後、同じタトゥーを入れた少女の死が判明する。ある事情から素性を隠し再捜査に加わったFBI捜査官ジョンは、事件の深い闇に囚われていき……』~

スウェーデン発の600頁超の警察小説。フーダニットの王道もので楽しめました。主人公はおとり捜査で受けたPTSDがあり、いざという時に・・・という感じです。難点を少し。題名の謎がそれほどでもない。登場人物表を先に見てはいけません。ミニサプライズが享受できません(笑)。被害者の落とした携帯がある場所で発見されるのですが、そんな場所で誰が発見したの?とご都合主義的なところも。

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