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ミステリの祭典

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女子高生探偵シャーロット・ホームズ最後の挨拶
シャーロット・ホームズシリーズ

作家 ブリタニー・カヴァッラーロ
出版日2020年08月
平均点2.50点
書評数2人

No.2 2点 ボナンザ
(2021/08/28 22:27登録)
残念ながら面白いと思う箇所がなかった。三作読んできた人は慣れっこだろうが、表紙に騙されてはいけない。

No.1 3点 nukkam
(2021/04/07 21:59登録)
(ネタバレなしです) 2018年発表のシャーロット・ホームズ三部作の最終作のスリラー小説です(もっともシリーズ第4作(番外編?)が発表されたそうですが)。シリーズ前作の「女子高生探偵シャーロット・ホームズの帰還<消えた八月>事件」(2017年)のネタバレが作中にあって問題と言えば問題ですが、仮に本書を先に読むとなるとこのネタバレがないと物語についていけないことになってしまうと思います(後日談的設定のジレンマですね)。過去2作と違うのは語り手をシャーロットとジェイミー・ワトソンの2人体制にして1章ごとに語り手を交代させる構成にしていることです(最後の2章のみは例外的にシャーロットが続けて語り手)。どちらが語り手になってもドライな語り口ながら何ともうじうじした心理描写が続くのにうんざりさせられます。仇敵モリアーティーとの決着編のはずなのになかなか事件が起きないし、ようやく起きた事件もジェイミーに対する嫌がらせとかせいぜいが盗難の濡れ衣といった程度でこれではなかなか盛り上がりません。最後は劇的と言えば劇的ですが意外とあっさりした決着です。いくら作中時代が離れているとはいえコナン・ドイルのシャーロック・ホームズシリーズの世界とはあまりにもかけ離れた雰囲気、人物描写、そして何よりも探偵らしさの希薄さが私の好みには全く合いませんでした。

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