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ミステリの祭典

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動機探偵

作家 喜多喜久
出版日2020年08月
平均点6.50点
書評数2人

No.2 6点 まさむね
(2022/10/22 23:07登録)
 人工知能を進化させるため、人間の行動の「なぜ」を解き明かそうとする准教授・名村&特任助手・若菜。動機、というか行動の理由を追い求める調査を行っていきます。名村は人間の感情が理解できないというオマケ付き。その設定はなかなかに面白いと思います。
 4つの短編とも、特筆すべき程の驚きの展開はないのですが、読み心地の良さを評価してこの採点とします。

No.1 7点 虫暮部
(2020/10/05 11:57登録)
 第三話は現在進行形の案件ゆえ、いわゆる観察者効果に踏み込んでいる。平たく言えば、第三者が口を挿むと却って拗れるのでは、とのリスクであり、主人公も依頼者もあまりに無頓着。そういう状況は初めてだしまぁ仕方ないかな~、と思ったら懲りずに第四話で殺人事件を蒸し返している。前回の教訓をまるで生かせていないじゃないか。
 と言う苛立ちも込みで後半戦はなかなか面白かった。

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