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ミステリの祭典

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その旅お供します 日本の名所で謎めぐり

作家 綾見洋介
出版日2020年09月
平均点5.50点
書評数2人

No.2 6点 makomako
(2021/05/15 07:25登録)
 カクテルとちょっとした謎、そして人との触れ合いを交えた連作小説です。
謎は軽くて小さい。お酒が多少飲めるならカクテルのお話はは読んでいれば飲みたくなりそうです。
 何となく亡くなった北森鴻の小説(好きだったのに)にもあったような感じです。
 感じの悪いものではないので、さっくりと読めます。
 時間つぶし程度に読むなら楽しいです。

No.1 5点 まさむね
(2020/09/27 22:13登録)
 「旅・謎・酒・人好きなら読まなきゃ損!」という帯に魅かれ、手にした次第です。デビュー作(前作)「小さいそれがいるところ 根室本線・狩勝の事件録」が個人的に悪くなかったことも影響したかな。
 ちなみに、帯にあった「旅・謎・酒・人」。私は全部好きなのだけれども、登場するお酒はカクテルのみでした…。自分は日本酒・焼酎派で、旅すれば地元のいずれかの酒を嗜むことにしているので、カクテルではちょっと…いや本筋とは関係ないか。
 内容としては、神楽坂のバー「トラベラー」の常連たる歴史学者が、バーで知り合った客の旅に同行し、客が抱えていた謎を解決する…という流れの連作短編。ベストは二話目(舞台:奈良)で、伏線を含めて嫌いじゃない。でも、ミステリとしては総じて軽めなので、肩透かしに感じる方も多いかも。

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