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ミステリの祭典

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薬も過ぎれば毒となる 薬剤師・毒島花織の名推理
薬剤師・毒島花織

作家 塔山郁
出版日2019年05月
平均点4.50点
書評数2人

No.2 3点 たかだい
(2025/06/21 18:43登録)
ある種ストイックで生真面目な女性薬剤師が、薬にまつわるあれこれを薬剤の知識で解決に導く短編集
読む前は「天久鷹央の推理カルテ」と似た系統の話かなと思いつつ読み始めましたが、実際のところ、あちらよりもかなりマイルドな印象
仮にも専門知識が必要な系統のミステリーという事で、こういった作品についてはそれらにまつわる豆知識が楽しみの一つなんですが、そう言った要素が本作に関してイマイチだと感じた
一つ一つの謎は調剤薬局、薬剤師をメインに据えた作品らしさがあって魅力もあると思えたが、展開が淡々とし過ぎていて抑揚が無かったのが話の詰まらなさに繋がったのかなと思われます

No.1 6点 makomako
(2020/07/24 14:48登録)
 薬剤師が探偵となる小説は時々見かけますが、この作品も一応その中に入るものでしょう。
 愛想はないがまじめで一途な毒島薬剤師とホテルマン水尾君のちょっとほんわかとしたところがスパイスとなっているが、推理小説としてはかなり弱い。
 まあ半分ほんわか、ちょっと推理といった頃でしょうか。
 すぐ読めて悪くはありませんが、とても素晴らしいというほどではないようです。

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