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ミステリの祭典

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ビール職人のレシピと推理
スローン・クラウスシリーズ

作家 エリー・アレグザンダー
出版日2020年04月
平均点4.00点
書評数2人

No.2 4点 ことは
(2024/06/05 01:21登録)
前作同様、ミステリは風味づけ。
お仕事小説としても、前作ほど面白くない。新作ビールがちょっと目新しいくらい。
ミステリ部も、主人公が偶然事件に関わることが多かったり、主人公の嘘の証言をした人物に対する扱いが適当だったり、主人公が調査をすすめる動機がよくわからなかったり、いろいろ雑。
読みやすいところだけが、よいところかな。

No.1 4点 nukkam
(2020/06/02 20:59登録)
(ネタバレなしです) 2018年のスローン・クラウスシリーズ第2作のコージー派ミステリーです。シリーズ第2作ということでシリーズキャラクターの描写にそれほどページを費やさず、スムーズに謎解きプロットに突入するのはよし。ひょんなことから容疑者の1人をスローンが自宅に宿泊させる羽目になる展開も面白いです。ビール愛好家にとっては最大のイベントであるオクトーバーフェストの絡ませ方も上手く、第16章でのお祭り騒ぎの雰囲気も楽しいです。しかし肝心の謎解きは腰砕け、スローンが名探偵役とは程遠いのは前作と同じで、しかも解決シーンを見落としてしまう体たらくです。マイヤーズ署長、スローンに手伝わせるのはもうやめた方がいいのでは(笑)。

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