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ミステリの祭典

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やっぱりミステリなふたり
京堂夫妻シリーズ

作家 太田忠司
出版日2019年08月
平均点5.50点
書評数2人

No.2 5点 まさむね
(2022/12/19 21:58登録)
 京堂夫妻シリーズの短編集。各作品がコンパクトでスキマ読書には悪くないのだけれど、コンパクトな分、結末は見えやすいかも。登場人物も限られてきますしね。それを避けようとすればするほど、無理のある流れになってしまう。致し方ないのだけれども、何か勿体ないような気がします。

No.1 6点 makomako
(2020/05/21 18:02登録)
 ミステリなふたりの3作目。
 太田氏の作品はかなり読んでいるつもりですが、このシリーズは初めて読みました。
 本格物の短編集です。不可解な殺人が出てきて愛知県捜査一課の氷のように鋭い女性警部補が担当するが、もう一つ解決できず、夫の優しい新太郎に相談する。
 夫はたちまちに事件を解決してしまうというワンパターンの短編ばかりですが、その中にちょっとしたスパイスが混ぜてありそれがなかなか面白い。
 事件そのものは結構猟奇的なものも含まれてはいますが、スラスラと読めてしまいます。
 作者の最近の長編はSF様のパロディーがかったものが多くちょっと寂しい。
 こんな長編がたくさん書けるのですから、もうちょっと温めて本格長編をお願いしたい。

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