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ミステリの祭典

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世界推理短編傑作集4【新版】
江戸川乱歩編

作家 アンソロジー(国内編集者)
出版日2019年02月
平均点7.50点
書評数2人

No.2 7点 蟷螂の斧
(2021/05/02 19:05登録)
①「オッターモール氏の手」トマス・バーク 8点 この時代(1929)サイコパスという概念はなかったはず。動機のない殺人を不気味に演出している
②「信・望・愛」アーヴィン・S・コップ  8点 脱走犯3人の運命は?皮肉に満ちている
③「密室の行者」ロナルド・ノックス 8点 「世界短編傑作集3」(旧版)で書評済
④「スペードという男」ダシール・ハメット 6点 謎解きとはビックリ(笑)。ただ、犯人の工作(マークなど)はちょっぴりあざとい感じがする
⑤「二壜のソース」ロード・ダンセイニ 7点 「世界短編傑作集3」(旧版)で書評済
⑥「銀の仮面」ヒュー・ウォルポール 7点 他人の生活の中に侵入してくる不気味さ
⑦「疑惑」ドロシー・L・セイヤーズ 5点 新しい家政婦は毒殺魔?王道です(苦笑)
⑧「いかれたお茶会の冒険」エラリー・クイーン 5点 著者のお気に入りらしい。クイーンによる演出は余計だったかなあ
⑨「黄色いなめくじ」H・C・ベイリー 5点 子供を絡めた点がいただけない

No.1 8点 ことは
(2020/05/04 23:58登録)
1930年代にかかり、作品が充実してきたといってよいでしょう。
セイヤーズの作品が一番退屈と思えるラインナップ。
乱歩曰く「奇妙な味」の名編「二壜のソース」「銀の仮面」や、「密室の行者」の豪腕、ハメットの短編まで。
私が読んだアンソロジーでは最強のラインナップですね。
1作選ぶとすれば「信・望・愛」。ミステリとししては変化球で、この中からこれを選ぶ人は少ないと思いますが、これ偏愛している1作なので。

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