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ミステリの祭典

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オホーツク流氷殺人事件
ミステリー作家・朝倉聡太

作家 葵瞬一郎
出版日2018年10月
平均点4.50点
書評数2人

No.2 5点 nukkam
(2022/07/07 07:22登録)
(ネタバレなしです) 2018年発表の朝倉聡太シリーズ第2作の本格派推理小説です。冬の北海道を舞台にして旧家の一族が次々に殺される事件を扱っているのですが、文章が読みやすいのはいいのですけど贅沢を書かせてもらえるならもう少し寒さとか暗さとかを感じさせる雰囲気描写が欲しかったですね。内田康夫の「小樽殺人事件」(1986年)と比べるとそこは物足りなく感じました。事件関係者を一堂に集めて(よく警察が協力しましたね)朝倉が推理説明を披露する場面はさすがに盛り上がるものの、謎の魅力とトリックの創意では前作の「東海道新幹線殺人事件」(2017年)に劣っているように感じました。

No.1 4点 mediocrity
(2020/02/01 10:50登録)
作者は、東京都文京区生まれ。2017年10月、『東海道新幹線殺人事件』(講談社ノベルス)でデビュー。探してみたがこれ以外の情報が見つからない。ここまで非公表だと少し気になる。

さて、デビュー2作目の本書ですが、デビュー作よりかなり落ちます。本当に普通のよくある2時間ドラマ原作という感じでした。書くことがない・・・

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