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ミステリの祭典

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ママは眠りを殺す
ブロンクスのママ

作家 ジェームズ・ヤッフェ
出版日1994年11月
平均点6.00点
書評数2人

No.2 5点 YMY
(2022/02/18 22:11登録)
本格推理小説としてみた場合、ロジックを基調とした古典的な構成をとってはいるのだが、そのロジックが薄いために説得力が弱く、解決編でもさほどのカタルシスは得られない。論理性重視という姿勢は大いに評価したいところなので、かえって残念に思える。

No.1 7点 nukkam
(2015/04/03 18:27登録)
(ネタバレなしです)  1991年発表のママシリーズ第3作は2人の語り手がいるのが新趣向です。血の繋がりがないので仕方ないのかもしれませんが片方がママのことを「老婦人」と呼ぶのが最初は違和感ありました(といってもママと呼んだらやっぱり変ですが)。相変わらずヤッフェは期待を裏切らず、本書も本格派推理小説のお手本のような謎解き小説になっていて、次々に明かされる手掛かりと論理的な推理が楽しめました。

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