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ミステリの祭典

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女子高生探偵シャーロット・ホームズの帰還 <消えた八月>事件
シャーロット・ホームズシリーズ

作家 ブリタニー・カヴァッラーロ
出版日2018年01月
平均点3.00点
書評数2人

No.2 2点 ボナンザ
(2023/08/08 18:41登録)
2冊目にしてオリジナリティあるサブタイトルを付けているが内容は・・・涙。

No.1 4点 nukkam
(2019/12/20 21:54登録)
(ネタバレなしです) 2017年発表のシャーロット・ホームズシリーズ第2作のスリラー小説です。シリーズ前作でもホームズ家の宿敵であるモリアーティー一族が登場していましたが、本書に至っては登場人物リストの大半がホームズ一族とモリアーティー一族で占められています。もっとも単純に両家の対決模様にしていないところに工夫の跡が見えており、ホームズ一族が結束が固いかというとそうでもないし、対立関係を終わりにしようとしてシャーロットをサポートする(ような)モリアーティーもいます。シャーロットとジェームズの仲もぎくしゃくしており、ダークで重苦しい雰囲気とあいまって読んでて息苦しいです。終盤でのシャーロットの兄マイロのとんでもない行動(キャラクターイメージ台無しです)も読者の賛否は分かれるでしょう。とにかくコナン・ドイルのシャーロック・ホームズシリーズで描かれている作品世界とはあまりにも異質です。余談ですが前作の竹書房文庫版の表紙イラストのジェイミーは元ラガーマンらしく肩幅がっちりの青年として描かれてましたが、本書の表紙イラストではスリムなイケメンに大変身、一体何があったんだ(笑)。

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