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ミステリの祭典

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セブン

作家 アンソニー・ブルーノ
出版日1995年12月
平均点8.33点
書評数3人

No.3 6点 メルカトル
(2020/05/02 22:39登録)
何者かに過剰な食事を強いられ死んだ異様に太った男と、自らの体を切り刻むことを強要された弁護士―殺伐とした街で連続して発生した二件の殺人の現場には、それぞれ“大食”と“強欲”の文字が…。ベテラン刑事サマセットはキリスト教の“七つの大罪”に着目し、あと五つ事件が発生すると断言。若き刑事ミルズとともに狂気の殺人計画を阻止すべく捜査を始めるが…戦慄のサイコ・スリラー。
『BOOK』データベースより。

映画は観ていません、確か地上波で放映されていたはずですが、最初だけしか観ませんでした。ノベライズ作品ですが、まずまず成功の部類なのではないかと思います。もう少し重厚さが欲しかった気もしますがね。それと、残虐な殺し方の割に描写があっさりし過ぎているんじゃないでしょうか。七つの大罪と言われても、キリスト教圏でない我々にとってはあまり馴染みがなく、その意味ではイマイチピンと来ない部分もありました。犯人の言動には不気味さを覚えましたが、動機という面では深堀されておらず、その辺りも含めて薄いと感じました。

途中のあるカットインで、先が読めてしまったのは残念でした。あの描写は必要だったのかと首を捻らざるを得ないです。多分ですが、映画の方が面白かったのではないかと思います。Amazonビデオでは凄まじい数のレビュー(1000越え)があり、結構な高評価を受けていますしね。でも読後、改めて映画を観たいとは思いません。

No.2 10点 初老人
(2019/11/28 20:54登録)
思い出の本です。
当時貪るように読みました。

No.1 9点 蟷螂の斧
(2019/11/28 18:43登録)
裏表紙より~『何者かに過剰な食事を強いられ死んだ異様に太った男と、自らの体を切り刻むことを強要された弁護士―殺伐とした街で連続して発生した二件の殺人の現場には、それぞれ“大食”と“強欲”の文字が…。ベテラン刑事サマセットはキリスト教の“七つの大罪”に着目し、あと五つ事件が発生すると断言。若き刑事ミルズとともに狂気の殺人計画を阻止すべく捜査を始めるが…戦慄のサイコ・スリラー。』~

映画「セブン」(1995年)のノベライズ本。同じサイコ系の「羊たちの沈黙」(東西ミステリーベスト100の第9位)との比では、ラストの衝撃度で本作に軍配を上げざるを得ません。

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