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ミステリの祭典

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羊の告解

作家 いとうみく
出版日2019年03月
平均点7.50点
書評数2人

No.2 8点 take5
(2026/01/05 20:12登録)
ある日突然に加害者家族となった、
中学生の混乱、慟哭、再生の物語。

父がなぜ家族に会おうとしないのか
最終盤に明らかになる事で主人公が
再生の道を歩み出す感涙必至の山場。

作者いとうみくさんの児童文学には
いくつも触れたことがあるのですが
これ程に厳しく優しい作品は初です。

No.1 7点 まだ中学生(仮)
(2019/10/27 09:56登録)
「告解」とは罪を告白し神に許しを求めること。だが物語の主人公である中学三年の少年の父親が犯した罪はとても許されるものではなかった。人の命を奪ってしまったのだから。
何かの間違いか、事故だったと信じたい涼平だったが、逮捕された父親は家族との面会をかたくなに拒む。真相も知らされないまま突如「加害者家族」となった彼は父の罪を背負うべき加害者なのか、それとも父に重荷を課せられた被害者なのか。
家族が友人が重大な事件を起こしてしまったら自分はどうあるべきか、その家族がもしもいじめられていたら・・・。罪を犯した人間が許されることを願うのは間違いか。「自分は絶対に罪は犯さない」と言い切れる人がどのくらいいるだろう。それぞれの立場になって考えながら読んでほしい作品。

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