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ミステリの祭典

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火中の栗
バーサ・クール&ドナルド・ラム

作家 A・A・フェア
出版日不明
平均点5.00点
書評数2人

No.2 5点 弾十六
(2022/09/10 12:46登録)
クール&ラム第26話。1965年4月出版。HPBで読了。
犯罪すれすれと思われる微妙な依頼を単独で引き受けるラム君。いつものように筋は二転三転し、ラム君は窮地に…

No.1 5点 nukkam
(2020/01/13 20:18登録)
(ネタバレなしです) 1965年発表のバーサ・クール&ドナルド・ラムシリーズ第25作の本格派推理小説です。ひき逃げ交通事故のもみ消し工作ではないかという、発覚したら探偵ライセンス没収になりかねない依頼を引き受けたドナルド、わずか4章であっさり解決かと思ったらやはり大ピンチになります。ドナルドのしっぽを押さえようと執念を見せるセラーズ部長刑事(過去にドナルドから受けた恩は忘れてはいないようですが)に共同経営関係を破棄すると脅かすバーサと、味方はエルシー唯一人です(本書では献身ぶりがいつも以上に際立ってます)。ドナルドが相手にするのは姿を消す依頼人、依頼人と微妙な関係の家族たち、言動怪しげな交通事故の被害者、どこか悪党臭い弁護士と多士済々です。メインの謎であるはずの殺人の方はいつの間にか発生していつの間にか解決とあっさり過ぎの扱い、もう少し推理の説明してほしかったですね。それにしてもセラーズとバーサに犯人逮捕に加担させて花を持たせるドナルド、いいやつだ。最後はエルシーとのお楽しみが待っているのかな(笑)?

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