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ミステリの祭典

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曲線美にご用心
バーサ・クール&ドナルド・ラム

作家 A・A・フェア
出版日1958年02月
平均点5.00点
書評数2人

No.2 5点 nukkam
(2022/07/30 22:57登録)
(ネタバレなしです) 1956年発表のバーサ・クール&ドナルド・ラムシリーズ第15作の本格派推理小説です。序盤の展開がちょっと難解ですがドナルドの大胆な推理(根拠をきちんと説明してくれませんが)で急展開し、新工場の進出検討と土地使用制限解除の妨害工作という政治社会的な話までありますけどすらすらと読めるようになります。終盤には何と法廷場面まであり、ここはもと弁護士だったドナルドが本領発揮です。といっても前面には出ないで別の弁護士のバックアップに徹しており、証人になろうともしません。そこがちょっと回りくどいですけどガードナー名義のペリイ・メイスンシリーズ作品との違いを出そうとしたんでしょうね。解決もペリイ・メイスンシリーズでは絶対にありそうにないユニークな解決ですが、これでは納得できない読者もいるでしょうね。だから最後に「蛇足」章を挿入したんでしょうけど。

No.1 5点 弾十六
(2019/08/16 23:07登録)
クール&ラム第15話。1956年11月出版。翻訳は1958年(「いやもうむちゃくちゃでごさいまするよ」のような流行語は後で読むと目立ちます)、一人称は「わたし」HPBで読了。(なお、以下はAmazon書評の転載です。いずれ再読したらあらためて書きます。)
いつものように胡散臭い依頼から始まり、二転三転する筋立てです。今回は陪審裁判の法廷シーンが描かれますが、この解決では法律のプロが間抜け過ぎです… 銃は六連発の.38口径回転式コルト拳銃が登場。
(2017年7月8日記載)

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