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ミステリの祭典

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ミステリー傑作選・特別編5 自選ショート・ミステリー
日本推理作家協会編

作家 アンソロジー(出版社編)
出版日2001年07月
平均点5.50点
書評数2人

No.2 6点 メルカトル
(2020/07/20 22:31登録)
赤川次郎から皆川博子まで、現代日本を代表する33名の作家が、自ら選んだマイ・ベスト・ショート・ショート。本格推理から幻想譚、変愛ミステリーにホラー等々、どこから読んでも面白い、何度読んでも愉しめる、絶対お得な超豪華アンソロジー。単行本未収録作品を多数収めた永久保存版。
『BOOK』データベースより。

様々な小説雑誌や機関誌などから集められたショート・ミステリ。寄せ集め感はあり、本格っぽい物からホラー、時代小説、サスペンス、ハードボイルドなどジャンルも色々。流石にこの枚数で本格ミステリはなかなか書けないものと見え、そちら方面を期待すると裏切られるかも知れません。

大御所から名前も知らなかった作家まで、幅広く収録されています。
あまりに短かいためネタバレになりますので、内容は紹介できませんが、個人的に良かったと思うのは、夏樹静子、はやみねかおる、霞流一、斉藤伯好、左右田謙辺りですかね。でもマイ・ベストという割りにはそこまで力作揃いとは思えません。

No.1 5点 バード
(2019/02/21 11:47登録)
1話平均16P.ほどのショート・ミステリ集。
全話読んだ第一の感想はショート形式のミステリを作るのは難しいのだろうなぁということ。(伏線をはったり多くの謎を提示したりできないからミステリの体をなしにくいのだろう。)なので本書の掲載作も実は半分くらいがホラーやファンタジーだったりする。

この本は普通の長編や短編集のようなメインディッシュにはならないだろう。小腹がすいたときに食べるおやつのような感覚で、少しずつ読むことをお勧めする。(私はわずかに時間が空いたときにちょっとずつ読んだので、読み終わるまでに2~3ヶ月かかった。)
非常に多くの作家が作品を出しているので、普段読まない作家を知るきっかけになる点が本書のgood pointだろう。

(特に良かった作家さん) 赤川次郎、森奈津子、霞流一、高原弘吉、小鷹信光

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