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ミステリの祭典

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探偵の秋あるいは猥の悲劇
《探偵の四季》シリーズ

作家 岩崎正吾
出版日1990年09月
平均点6.50点
書評数2人

No.2 7点 蟷螂の斧
(2019/01/20 15:06登録)
「Yの悲劇」の本歌取りということで拝読。同書を読んでいなくともOKですね。4部作を読んでいれば、ラストで、さらにニヤリとすることができると思います。ミスディレクションがあからさまで楽しい。といっても犯人は分かりませんでした。『猥』の悲劇~なるほど、うまい!。

No.1 6点 nukkam
(2019/01/15 22:39登録)
(ネタバレなしです) 1990年発表の探偵の四季シリーズ第2作の本格派推理小説です。シリーズと言いながら登場人物はシリーズ第1作の「探偵の夏あるいは悪魔の子守唄」(1987年)とは総入れ替えで、探偵役まで別人になっているのが意外です。もっと意外だったのは前作が横溝正史作品のパロディーとして書かれたのに対して本書は海外ミステリーのエラリー・クイーン作品のパロディーを狙っていたこと。舞台も登場人物も和風でそこは全くクイーン風ではありませんが、謎解きプロットにはあちこちでクイーン作品を連想させる場面があります(クイーン作品を読んだことのない読者でも楽しめますが、読んでいた方がいいと思います)。本格派として充実した内容ですが、乱れた人間関係やよこしまな性格の描写が時にくど過ぎるところはクイーン風というよりは横溝正史風で、そこは好き嫌いが分かれるかもしれません。

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