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ミステリの祭典

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駄作

作家 ジェシー・ケラーマン
出版日2014年06月
平均点5.00点
書評数2人

No.2 5点 SU
(2023/07/04 18:47登録)
ベストセラー作家だった親友が残した未発表作を盗み出し、主人公は一躍売れっ子作家になる。そして待ち受ける落とし穴。斬新な設定とは言えないが、アメリカ探偵作家クラブ賞の候補作だったそうだし、どんでん返しの鮮やかさ次第では、一級のミステリかもしれないと読み進めると、どんでん返しの方向性も、どうも人を食っている。
この読後感を、思いがけない爽やかな感動と言うべきか、何だこれと腹を立てるべきか、戸惑う作品。

No.1 5点 猫サーカス
(2019/01/15 21:56登録)
売れない小説家プフェファコーンは、海で行方不明になった人気作家の旧友ビルの自宅のを訪れ、残されていた未発表原稿を盗んでしまう。自作として刊行して金の名声を手に入れ、長年あこがれていたビルの妻カーロッタとも親密な関係に。しかし、次の作品が書けずに追い詰められ・・・。その後は予想を見事に裏切る奇想天外の展開が待っている。運命に翻弄されるプフェファコーンの姿は、哀れでもあり滑稽でもあり、そのブラックユーモアに何度も噴き出してしまった。「書くこと」への愛をうたった作品。

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