風雲児たち 漫画 |
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作家 | みなもと太郎 |
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出版日 | 1982年03月 |
平均点 | 9.50点 |
書評数 | 2人 |
No.2 | 10点 | 弾十六 | |
(2019/01/02 19:37登録) ありがとうございます!これをミステリに入れる方がいるなんて! 今年は良い年になりそうです。 私はこれで真の日本史を知りました。 神奈川在住の甥にも全巻送りつけました。 素晴らしい作品です。電子本も出てますのでぜひお試しあれ。 現在、コミック乱で「幕末編」を絶賛連載中。生麦事件に取り掛かっています。知らなかった事実がごろごろと…(私が無知なだけのような気がする) とにかく元気になれる歴史大河ロマン。 みなもと先生には今後とも好き勝手にお書きいただきたい。 皆様のご多幸を。 |
No.1 | 9点 | tider-tiger | |
(2019/01/02 13:20登録) おめでとうございます。 今年最初の書評は歴史ギャグ漫画にしてみました。 江戸時代とはなんだったのか。これもミステリだ! こういう視点で強引にミステリの祭典にねじこみました。 本作は幕末、維新回天を描くということで始まったようなのですが、維新の芽生えを関ヶ原の戦いに置いているのがユニークです。ただ、江戸時代の話があまりにも長くなりすぎて、坂本龍馬の上京でいったん完結してしまいました。 ※続きは風雲児たち幕末篇にて あまり知られていなかった、誤解されている、美化されている、そういった人物、事象が新たな視点で描かれている点、維新に向かっていく歴史の必然性、そういったものが愉しく学べる素晴らしい作品です。国民的な漫画になって欲しい! また、斬新な、メタ的な手法が数多く取り入れられております。 本作によって感動的な場面にしようもないギャグを入れても感動させることができると知りました。 中学生の頃に大好きだったコミックトムというマイナーな雑誌に連載されておりました。背後に非常に資金力のある組織が控えていることが関係しているのか、売れ行き度外視のフリーダムな雰囲気溢れた素晴らしい漫画雑誌でした。執筆陣もものすごい面子が揃っていて、今さらですが廃刊が本当に惜しまれます。 書評初めなので、日本を描いたものでなおかつ明るさのある作品をと考えました。新年早々カムイ伝(物語としては傑作、史実としては???)とかを書評して鬱になりたくなかったので……。 では、本年もよろしくお願いいたします。 |