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ミステリの祭典

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フェイスメーカー

作家 ウィリアム・カッツ
出版日1991年09月
平均点5.00点
書評数2人

No.2 5点 ◇・・
(2022/08/30 19:49登録)
作者がも最も得意とする都会派ホラー・サスペンスに、医学的な猟奇趣味の薬味を利かせた意欲作。
完璧な美貌の創造に憑かれた医師と、彼の被造物たるヒロインとの対決という構図には、フランケンシュタイン幻想の遥かな反映が認められよう。
扱い方によっては相当にスプラッターするはずの素材をサラリと書いてしまうあたりが、作者の都会派たる所以でもあるわけだが、反面いささか迫力不足の感があることも否めない。

No.1 5点 蟷螂の斧
(2018/12/22 10:08登録)
事故で顔面に重傷を負った女性記者。彼女の顔は天才形成外科医により見事に修復された。しかし、彼女と全く同じ顔の女性がいることが判明。その女性は行方不明になっていた。女性記者は真相を探りだそうとするが・・・。

恐怖小説としての展開は楽しめました。読者としては動機が気になるところですが、何となくうやむやとなってしまったのが残念。

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