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ミステリの祭典

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千利休殺意の器

作家 長井彬
出版日1989年11月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 nukkam
(2018/12/19 21:32登録)
(ネタバレなしです) 長井彬が生前に発表した短編集は3冊ありますが第1短編集にあたるのが1989年に出版された本書で、1981年から1986年にかけて書かれた6作が収められています。どの作品も茶器や聖餅箱などの美術品が重要な役割を担っているのが特徴ですが、私のような門外漢にはその魅力が理解できませんでした。現代描写と時代描写がクロスしたりしていますが、後者が事実として書かれているのか現代の作中人物の推測の世界なのかもよくわかりません。謎解き説明も証拠に基づく論理的推理ではなく、私は他の仮説を考えることもできないませんけどそれが唯一の正解だと確信することもできませんでした。

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