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ミステリの祭典

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地獄風景

作家 江戸川乱歩
出版日1969年01月
平均点2.00点
書評数2人

No.2 3点 ボナンザ
(2021/02/06 22:14登録)
正答率9割というなぜつけたのか分からない読者への挑戦状で有名な中編。後半のグロ展開が小気味が良すぎて逆にギャグのようになっているのが・・・。

No.1 1点 斎藤警部
(2018/07/23 14:27登録)
死に順に驚きあり。何故その順番が意外なのか、の機微に新機軸がキラリ。おまけにその構造は畳み掛ける。。何気な不規則興味も陰花を添えル。。と、期待してしまいましたらヘナチョコリンと裏切られました。色々あった末、結局グズグズでぐだぐだの異色溢れる「読者への挑戦」にはツんのめったなァ。

“空はドンヨリと曇って、遠いスリガラスのように見えた”

面白い二重逆説がハイライトの活劇シーンに登場した。どうでもいい伏線もどこかにあった。先のW杯決勝「乱入トリック」を思わせる箇所もあった。しかしなァ。。セルフ縮小再生産もここまでのんべんだらりとやられると涙も出やしねえですだ。亂步さんも認めてらっしゃる通り論理のロの字も無えから連載犯人当てとしちゃァ大失敗(感覚で当ててくださいとか言っちゃうんですもの)、それ以前にミステリとして小説として全体的にこりぇダミだと思いまス。夏の暑さにヤられた頭で読むのが良いデス。

意外性もヘチマも無いかと思われた折にふと現れた、ちょっと意外なラストシーンは忘れ難い。

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