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ミステリの祭典

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巨人たちの星
巨人たちの星シリーズ

作家 ジェイムズ・P・ホーガン
出版日1983年05月
平均点6.00点
書評数2人

No.2 6点 レッドキング
(2025/10/27 21:28登録)
「星を継ぐもの」「ガニメデの優しい巨人」に継ぐ、”巨人たちの星("巨人の星"♪重いぃコンダぁラ♪ ではない)”シリーズ第三弾。「この屍体どこから?」「巨人たち何故に優しいの?」に続く第三弾テーマは、「進化上、優しいはずの巨人たち、及び彼らに善導される人類に、何故、軋轢あんの?」。当初テーマ・・ホモサピエンスの地球原生 → 異星移植 → *地球帰還・・の「*」部分の捕逸と、その後の人類とガニメアンのSF叙事詩が展開し、散りばめられたSF絵面が素晴らしい。
※二十一世紀においてアメリカと対峙する超大国が、「ソヴィエト」ってのが鼻白むが、ま、近未来SFの宿命てことで。

No.1 6点 虫暮部
(2018/06/15 09:56登録)
 スパイ・スリラー風味が加わり、登場人物個々のキャラクターにスポットが当たった結果、壮大な展開も各人のせこせこした営みの蓄積なのだなぁとの感慨を覚える。
 後半はどう読んでも“関係者数名の後先考えない暴走のせいで宇宙戦争勃発”という内容で、根回しもせずにそんなに追い詰めちゃ駄目だよ!と思いつつ読んだが、その点に関して作中には突っ込みやフォローが一切見当たらないのが不思議だ。

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