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ミステリの祭典

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怪盗不思議紳士

作家 我孫子武丸
出版日2018年03月
平均点6.00点
書評数2人

No.2 5点 名探偵ジャパン
(2018/08/27 15:26登録)
演劇舞台のノベライズとは知らずに、「我孫子武丸」と「怪盗」の取り合わせが抜群に面白そうだ、と思って読みました。
冒頭から中盤にかけては、ミステリ的な仕掛けを予感させるガジェットがいくつも出てきて期待を煽られたのですが、本作のジャンルからも知られるとおり、古式ゆかしい快盗VS警察、じゃなかった、怪盗VS探偵ものに終始し、ミステリ的な仕掛けや驚きはほとんどありませんでした。
そういった意味では、私が昨今読んだ中でも最大瞬間風速的な肩すかしを食らった作品となってしまいましたが、これはジャンルをよく確認しないまま読んでしまった私のミスです。
このジャンルの作品としては、キャラクターも立って大変よくできていますし、読み応えもあります。

No.1 7点 虫暮部
(2018/05/01 08:34登録)
 古式ゆかしい少年探偵小説。結構正統的でお約束を堂々と展開させる筆致は、言い換えると既視感が強いけれど、意外に好感度高し。まぁ、ノスタルジックな雰囲気に呑まれて評価の仕方が甘くなっているのは認める。
 劇団ヘロヘロQカムパニーの舞台の小説化、という経緯もあってか、本格ミステリ的なロジック云々ではなくキャラクターの絡みや成長譚を軸に据えていて、びっくりさせられる類の話ではないが、そういう点の物足りなさはさほど感じなかった。あとはカール(犬)の出番がもう少しあれば……そこは物足りないかな。

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