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ミステリの祭典

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アルファベット・ハウス

作家 ユッシ・エーズラ・オールスン
出版日2015年10月
平均点6.00点
書評数2人

No.2 6点 八二一
(2023/01/16 20:23登録)
英国軍の兵士がナチの将校に成りすますことなど不可能に思われるが、作者の手つきは用意周到で、サスペンスを強く醸し出す。
戦争と友情と愛憎を主題にし、冷徹な現実認識に裏打ちされた興奮と感動の物語となっている。

No.1 6点 猫サーカス
(2018/03/19 19:19登録)
第二次世界大戦の英軍機パイロットがたどる数奇な運命の物語。ドイツ上空で撃墜された二人は親衛隊将校になりすますが、搬送された先は虐待が横行する精神病院。一人はどうにか脱走し、28年後再び現地を訪れる。陰惨な場面も多い過酷な物語だが、常に精神的な緊張に満ちた、息苦しくも興奮に満ちた小説に仕上がっている。

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