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ミステリの祭典

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スリップに気をつけて
バーサ・クール&ドナルド・ラム

作家 A・A・フェア
出版日1958年01月
平均点5.50点
書評数2人

No.2 6点 弾十六
(2020/01/25 12:47登録)
クール&ラム第17話。1957年10月出版。HPBで読了。(なお、以下はAmazon書評をちょっと手直しした再録です。)
指関節を叩くイライラさせる依頼人。今回は変な人たちが沢山登場。サンフランシスコが主な舞台(SFが美人の街という噂って本当かなあ)なのでセラーズ部長刑事は出てきません。登場人物たちのめまぐるしい行動で混乱しますが、最後はすっきりとパズルのピースが嵌ります。
(2017年7月15日記載)

No.1 5点 nukkam
(2018/01/31 09:50登録)
(ネタバレなしです) 1957年発表のバーサ・クール&ドナルド・ラムシリーズ第17作です。泥酔して気がついたら女性の部屋にいて、そのことを脅迫されたという情けない男(でも金は持っている)が依頼人になります。身を隠した脅迫者の行方を追ってドナルドがモダン・アートの画家から情報を集めるやり取りがとても印象的でした。一方では色々な意味で手ごわい女性たちとのかけ引きに苦労していますね。ついにはくんずほぐれつ状態になって(笑)、バーサに援護してもらってます。謎解きは巧妙なミスリードが光りますし推理説明は大胆だけどもう少し丁寧さが欲しかったです。最後は犯人自滅で解決してまうのも物足りません。

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