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ミステリの祭典

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鉄道探偵団 まぼろしの踊り子号
鉄道探偵団

作家 倉阪鬼一郎
出版日2017年10月
平均点5.00点
書評数2人

No.2 5点 まさむね
(2018/01/15 22:59登録)
 作者の作品を読むのは初めて。作者が国内全線完全乗車を目指す「乗りテツ」だと知り、志を同じくする者として手にせざるを得なかった(?)次第であります。
 ミステリーとしては、結末が想像しやすかった作品もあって、積極的な評価は正直しにくいのですが、全体としては、個人的に結構楽しめましましたね。(車窓が思い浮かんだりしてね。)でも、属人的な乗りテツ補正が相当に入った感想なので、皆様に広くお薦めできるかと問われますと、ちょっと辛いです。ちなみに、私は続編を期待しているのですが…、一般的にはどうなのだろう。

No.1 5点 人並由真
(2018/01/09 11:15登録)
 連作中編集。倉阪作品はそんなに読んでいないのだけど、新シリーズらしい。
 一部、ミステリとしては成立していないんじゃないの?(謎解きをかなり専門的な分野での知識に負うという意味で)といった感触の話などもあった。
 が、未知のジャンル(筆者にとって)で楽しそうにトリヴィアを興ずるキャラクターたちの語らいは悪くない。
 個人的には最後の一編が、ホワイダニットの謎としても市井の人間ドラマとしても印象に残る。

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