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ミステリの祭典

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メソッド15/33

作家 シャノン・カーク
出版日2016年11月
平均点6.00点
書評数2人

No.2 6点 YMY
(2024/04/07 22:34登録)
17歳の女子高生が何者かに拉致され、監禁されるところからスタートする。だが、ありがちな女性監禁ものではない。性暴力が登場しないからではなく、主人公の女子高生が、理知的な天才少女だからである。粗暴な犯人を巧みにやりすごしながら、何やら逆転のための策を練る。暴力と性的アピールに寄りかかりがちな監禁サスペンスとは一線を画している。
彼女が助かるのは、誰もが想像つくと思うが、物語が最後に辿り着くのは予想できなかった。ありふれたカタルシスさえも裏切る結末となっている。

No.1 6点 猫サーカス
(2017/09/24 18:20登録)
監禁された主人公と犯人たちとの対決を描いたサスペンス。主人公は自らの感情を自在に制御し、なんでも記憶できる特異な能力な持ち主だった。監禁された部屋の中の限られた道具を組み合わせて、反撃の計画を練り、チャンスをうかがっていく。主人公とFBI捜査官の二つの視点から語られる物語は、予想もできない展開を見せる。決して共感を呼ぶタイプの主人公ではないが、驚嘆すべき作品であることは間違いない。

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