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ミステリの祭典

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殺したい女

作家 笹沢左保
出版日1995年04月
平均点7.00点
書評数2人

No.2 7点 蟷螂の斧
(2018/07/08 16:49登録)
花房家の養女・理帆は、家に出入りする涼子(画廊経営)に嫌悪感を抱いていた。涼子は若い愛人を二人も持ちながら、やがて義父にも誘惑の手を伸ばしてきた。そのことで理帆の嫌悪感は、やがて殺意に変わっていった。そして完全犯罪を計画するのだが・・・。人生にはこんなこともあるという、背景の人間関係が楽しめた。

No.1 7点 あびびび
(2017/09/21 15:31登録)
図書館で、ふと手に取った本。あまり期待しないで読んだら、夜更かしをすることになり、一夜で読了。

主人公の若い女が、家に出入りする父親の友人である画廊の女に殺意を持つ。完全犯罪を成し遂げるには一人では無理と悟り、たまたま訪ねてきた男に五千万円で共犯を打診するが…。

最後は流れるような展開。なぜその女に異常なまでの殺意を持ったのか?かなりご都合主義でテレビのサスペンス劇場の範疇は超えられないと思うが、この作家の中では一番好みだった。

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