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ミステリの祭典

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ここから先は何もない

作家 山田正紀
出版日2017年06月
平均点6.50点
書評数2人

No.2 5点 蟷螂の斧
(2017/11/30 16:52登録)
「星を継ぐもの」に不満があったという著者の発言に魅かれ拝読。結局、どのような不満かは分かりませんでしたが・・・。当初、人間ドラマが不足している点かなと思いつつ読んだのですが、どうも違っていたようです。題名「ここから先は何もない」と関係があるのかも???。正直、SFは大の苦手です。本文中に『―ハァー?という感じだ。いったい何を言っているのか。まるで意味が通じない。』とあります。まったく、その通り(笑)。特にジェネシス到着予定がパンドラに到着した真相や犯人像?。言わんとすることは分かるのですが、イメージできません(涙)。

No.1 8点 虫暮部
(2017/08/29 09:10登録)
 予備知識無しで粗筋も知らずに読んだので(これが良かった)、ミステリのリアリティの枠内に留まって説明を付けるのか、SFの領域に踏み込むのか、ラスト直前まで判らずページを繰る手が止まらなかった。ここまで話を大きくするかと驚くやら呆れるやら。『謀殺のチェス・ゲーム』と『神狩り』をいいとこ取りして混ぜたよう。作者あとがきによれば『星を継ぐもの』(ジェイムズ・P・ホーガン)への不満を解消する為に書いたとの由。

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