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ミステリの祭典

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上海殺人人形

作家 獅子宮敏彦
出版日2017年04月
平均点6.00点
書評数2人

No.2 7点 人並由真
(2017/11/09 10:55登録)
(ネタバレなし)
 複数の小粒だが妙に印象的な謎解き(E・D・ホックの諸作短編パズラーみたいな)を、普通の名探偵とワトスン役の掛け合い(およびフツーのラブコメ)にしないで、緩急のある連作に仕上げた手際はなかなか面白いと思った。
 ヒロインの妖恋華(ヨウレンカ)は大半の女性読者が眉をひそめそうな、エッチで男性読者に都合の良い女の子だけど、本全体のミステリとしての仕掛けがその魅力を底上げしていることもあって、かなりスキになってしまった。

 しかし虫暮部さんのレビューの「紙芝居には紙芝居の良さがあるんだ、みたいな」という一言は実に見事に、妙にクセになる本作の駄菓子的な魅力を言い表してらっしゃるのではないかと。

No.1 5点 虫暮部
(2017/06/13 12:08登録)
 馬鹿馬鹿しいトリックを大時代的な冒険活劇仕立てで有効に。という意図が前面に出過ぎちゃって大味な出来。面白いネタも多々あって悪くは無いが、もう少し筆力が欲しい。
 と言いつつ、そのぎこちなさによる嘘っぽい雰囲気がそれなりにプラスに働いている気もする。紙芝居には紙芝居の良さがあるんだ、みたいな。(ところで初版、誤植が多い!)

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