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ミステリの祭典

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猫の時間

作家 柄刀一
出版日2016年02月
平均点6.00点
書評数2人

No.2 6点 虫暮部
(2026/02/07 15:39登録)
 “猫縛り” なる魅力的な企画にしては時に妙な硬さが感じられる。それは作者の本分たる純ミステリ作にも共通する作風であり、私がこの人の欠点だと思う要素でもある。こういう作品でも逃れられなかったか。無邪気なだけの話にはしないぞと言うミステリ作家的な気概が妨げになっているのか。もっとデレていいのににゃあ。

No.1 6点 メルカトル
(2017/03/18 21:59登録)
猫好きのために編まれた短編集には違いありませんが、そこはミステリ作家が書いた作品のこと、日常の謎として広義のミステリと捉えることは決して間違いではないと思います。勿論、ミステリと断言するわけではありません。一般読者の方の多くは文芸作品として読まれると思います、それはそれで問題ないですね。
本作品集は、人間と猫が一生懸命繋がろうとする、触れ合おうとする、心を通わせようとする、そんな心温まる物語の数々です。大げさに言えば、その一つひとつに謎解きの要素が多少なりとも含まれています。
自分は犬派だから関係ないと思っている方もちょっと待っていただきたい、中には忠犬が活躍するお話もありますので、敬遠する必要はありません。
個人的には『ネコの時間』『旅するトパーズ』が好きです。また、ネタバレになりそうなので詳しくは書けませんが、最終話には作者の粋な計らいが見られ、心洗われる気分のまま読み終われると思います。

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