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ミステリの祭典

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クイーンの色紙
三番館シリーズ

作家 鮎川哲也
出版日1987年09月
平均点5.00点
書評数2人

No.2 6点 ボナンザ
(2023/09/19 19:53登録)
採点が漏れていたので今さらながら。鎌倉ミステリーガイドのとぼけた仕掛けが大好き。

No.1 4点 斎藤警部
(2017/02/02 01:13登録)
鮎哲大好きな私がどうにものめり込めない三番館シリーズ。前半諸作はまだしも見所があったが、後半いいとこ第五弾の本作ともなると露骨な創造的疲弊がそこかしこに垣間見え。特に表題作の虚脱座り込み真相のやり切れなさは何処の裏山に捨てて来いと仰るのか。鮎川さん、もういいですからゆっくりお休みください、そして「アレ」を完成させる英気を養っていてください、とレイトエイティーズ(昭和末期!)に遡って後ろ向きのエールを送りたくなる、(小説家としては)晩年作。そっかこの頃って故PRINCEの全盛期かァ~ 鮎川さんは聴いてなかっただろうなァ。

だけどまあ、最後の作品群だと思えば(この後十数年ご存命とは言え)何とも言えない寂しさの様な感慨が走ってしまいます。

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