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ミステリの祭典

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走らなあかん夜明けまで
坂田勇吉シリーズ

作家 大沢在昌
出版日1993年12月
平均点8.00点
書評数2人

No.2 8点 E-BANKER
(2009/11/22 00:24登録)
ちょっとヘタレの普通のサラリーマン坂田を主人公にした、作者としては珍しいシリーズ。
「新宿鮫シリーズ」のような震えるような緊張感こそありません。が、逆に言えば、主人公が単なる一市民になったことで、読者がスムーズに感情移入できるようになっています。
追い詰められて、弱気な自分を奮い立たせて頑張る主人公の姿に、いつの間にか自身を重ね合わせてる自分がいます。
舞台が「大阪」というのも本作に何ともいえない”味わい”をプラスしてますね。憎むべき敵である「や○ざ」もやっぱり大阪だとなんか雰囲気が和らぐというか・・・
やっぱりうまい作家です。

No.1 8点 itokin
(2007/12/30 15:42登録)
とにかく面白かったの一言。最後まで一気に読まされた。
主人公が弱いのが良かった、最後の三行がきにいった。
続編を読みたいんだがもう出ているんかな?

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