home

ミステリの祭典

login
カラスは数をかぞえない
バーサ・クール&ドナルド・ラム

作家 A・A・フェア
出版日1962年07月
平均点5.00点
書評数2人

No.2 5点 弾十六
(2018/11/17 06:33登録)
クール&ラム第10話。1946年4月出版。HPBで読了。
ラム君は「旅行」から戻った、と訳されてますが、原文はit's so good to have you back in the office で「旅行」は関係ありません。コミさんは自分が訳した「猫」の「ヨーロッパ旅行」を思い浮かべたのでしょう。
セラーズは部長刑事から警部に昇進、殺人課から異動しご無沙汰だった様子。バーサに惚れており、自分は40歳だからバーサと釣り合うと自薦します。(バーサの歳が35から40の間って…)
いつものように複雑な筋立て。コロンビアに飛んで手がかりを得るラム君、最後は自分のオフィスを持ちエルシーを個人秘書にします。
銃は22口径の自動拳銃が登場、詳細不明。訳者あとがきでは登場人物の年齢や設定が作品によって結構違っていることを書いています。

No.1 5点 nukkam
(2016/07/10 21:30登録)
(ネタバレなしです) 1946年発表のドナルド・ラム&バーサ・クールシリーズ第10作です。途中まではやや地味な展開ですが後半になると南米コロンビアが舞台になったのは驚きました。第二の殺人がハードボイルド風なところが個人的には好きではありませんが謎解きは思い切ったどんでん返しの真相が用意されていたのが印象的です。

2レコード表示中です 書評