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ミステリの祭典

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推理は一日二時間まで

作家 霧舎巧
出版日2016年07月
平均点4.00点
書評数2人

No.2 5点 HORNET
(2019/09/25 21:42登録)
 元カラオケボックスを改装して立ち上げたレンタルルーム「秘密基地」。美貴という女性が経営するそのレンタルルームには、戦隊ヒーローもの、アイドルなどさまざまなジャンルの「オタク」が日々集う。そんな一風変わった場所で、さまざまな謎の出来事が巻き起こるという日常の謎モノ。

 エンタメ読み物として割り切って読めば、そこそこ楽しい。ラストの話で最初からつながる謎の真相が解明される、という近ごろの連作短編のパターンも踏襲。軽~い感じに色づけられたキャラ性によりちりばめられるユーモアもまぁこういうタイプの作品では標準的。

No.1 3点 虫暮部
(2016/09/01 20:00登録)
 謎が矢鱈強引に設定されているし、真相もたいしたことない。
 あと、本書に限らないが、小説にオタクが登場する時やけに丁寧に説明するのは、仲間内の共通言語で色々ショートカットするオタクの気質のまるで逆で、却って雰囲気を損なっていると思う。

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