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ミステリの祭典

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検事方向転換す
検事ダグラス・セルビイ

作家 E・S・ガードナー
出版日1960年01月
平均点5.00点
書評数2人

No.2 5点 弾十六
(2018/11/04 08:46登録)
ダグラス セルビイ第6話。1944年1月出版。Country Gentleman誌連載(1943-11〜1944-3)
犬を連れた検事。名前を当てたのはパーキンス。傘を持ち歩くのは男らしくない。戦時色が1カ所だけ、コーヒーは贅沢品で配給券のことを心配するセルビイ。A.B.C.の邸宅初登場。召使いはフィリッピン人です。法廷シーンはありません。ガードナーらしく起伏に富んだ話ですが、A.B.C.との対決もあまり盛り上がらず、解決は唐突です。

No.1 5点 nukkam
(2016/07/03 06:53登録)
(ネタバレなしです) 1943年発表のダグラス・セルビイシリーズ第6作です。被害者が2つの素性を持っていたらしいことが判り、どちらの人物として殺されたのかというややこしい謎が読者を悩ませます。身を隠す容疑者たちをいかにして見つけて事情聴取するか、宿敵弁護士のカーとの駆け引きも読ませどころです。本格派推理小説としては犯人の方がぺらぺら説明していてセルビイの推理がほとんど楽しめないのが物足りませんでした。

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