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ミステリの祭典

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夢魔の標的

作家 星新一
出版日1964年01月
平均点5.33点
書評数3人

No.3 6点 糸色女少
(2023/10/27 23:14登録)
漣や奇妙な夢に悩まされる腹話術師の主人公が、街角の占い師を訪ねるくだりから始まる。いくつもの遅延を合間に挟みながらも、次第に全容をあらわしてゆく夢の侵略に、彼は包囲され翻弄される。
ひとりでに話し始めた腹話術人形と主人公によって交わされる問答や、テープ・レコーダーによる寝言の録音などの道具立てを巧みに用いることによって、作者は非現実的なガジェットを登場させることなしに違和感を演出し、「世界の外側からの侵略」というテーマを魅力的に描き出すことに成功している。敵の企みをいかに阻むかに焦点があてられる後半にかけては、彼らの盲点を探る謎解きの要素も加わり退屈させない。

No.2 6点 Tetchy
(2017/07/23 22:28登録)
果たして最後に勝ったのは夢魔か女医か?読中は恐怖感が襲うが、読後はやっぱり星印。

No.1 4点 風桜青紫
(2016/02/11 17:39登録)
「星新一の長編が推協賞候補になってたのか!」ということで読んでみたが、いまいち面白くなかった。冒頭はクルコちゃんが勝手に動き出す有り様が妙に不気味でひきつけられたんだが、どうもラストシーン近くになると話が抽象的でなんでもあり感が目だっていまいち話についていけない。オチのつけかたもやや強引な感じ。ショートショートだったらそれなりに面白いアイデアなんだろうけど、長編ひとつを支えるには弱いかも……。声優の恵子がなんかかわいかったのは評価点。

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