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ミステリの祭典

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中国銅鑼の謎
ルドヴィック・トラヴァースシリーズ

作家 クリストファー・ブッシュ
出版日2015年12月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 nukkam
(2016/02/05 12:24登録)
(ネタバレなしです) 1935年発表のルドヴィック・トラヴァースシリーズ第13作の本格派推理小説です。被害者の周囲に容疑者たちがいたにも関わらず銅鑼が鳴った音で銃声がかき消されてどこから撃たれたかわからないという、誰がどのようにして被害者を射殺したのかというのがメインの謎です。トラヴァースの手書きによる現場見取り図が添えられていて、しかも誰がどこにいたかまで書き込まれているのが親切で大いに助かります。でも微妙に書き方が粗くてわかりにくいです(笑)。この作者らしいのですがストーリーテリングが上手くなくて損をしており、せっかく容疑が転々とするプロットを用意しても謎解きが盛り上がりを欠いています。

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