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ミステリの祭典

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ペンギンを愛した容疑者
警視庁いきもの係シリーズ

作家 大倉崇裕
出版日2015年11月
平均点3.50点
書評数2人

No.2 5点 まさむね
(2025/09/14 22:19登録)
 警視庁いきもの係シリーズ第3弾。前作は長編でしたが、本作は中短編集に戻っています。
 ミステリの部分よりも、薄圭子巡査と元捜査一課の鬼刑事・須藤友三警部補のやり取りを楽しむべき作品かも。天然ボケ&ツッコミの相棒感は嫌いじゃないです。
 今夏登場する動物たちは、ケープペンギン・シバヤギ・リスザル・ヨウム(オウムとは別らしい)。作者は動物が好きなんだろうなぁ。

No.1 2点 たかだい
(2024/11/07 22:35登録)
まず、この作品がシリーズ物だと知らずに偶々手に取った者の感想だという前提で述べさせて頂きます
動物の生態に着目したミステリーという点で、発想含めそこは面白いと思います
しかしながら、登場人物がすこぶる合わなかった為、個人的にはマイナスが打ち勝ってつまらないという評価になってしまいます
特に、いわゆる探偵役のキャラの惚け具合がくどく感じて、それを踏まえて主人公2人のやり取りが所々寒い。動物の知識は豊富な反面、慣用句などの一般知識には疎いというキャラ付けはいいのですが、話の流れが無駄に止まる上に緊張感も壊すやりとりはどうかと思いながら読んでました
シリーズ1作目から読んでいれば何らかのフォローがあったのか定かではありませんが、少なくともこのお話だけでお腹いっぱい、むしろ消化不良な私が他シリーズを読む事は正直ないかもしれません

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