皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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yoshiさん |
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平均点: 4.55点 | 書評数: 116件 |
No.3 | 6点 | 双頭の悪魔- 有栖川有栖 | 2017/03/08 14:40 |
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鍾乳洞の中の画家殺しの犯人指摘ロジックは流石だと思った。
だがカメラマンの殺人には少し疑問が残った。 どうしてカメラマンは直接郵便局に行かなかったのだろうとか、細かい点が気になった。 論理的に犯人をただ一人に特定するまでには行っておらず、 犯人を逃亡させることで、犯人特定に至るのが本格ミステリー的にはやや不満。 それからピアニスト殺しは、他の方も仰っているが、 やはりマリアの証言がアンフェアに感じる。 ただもしマリアが「ピアノの音が聞こえなかった」と証言していたら、 その時点で犯人が丸わかりなので、曖昧な証言をさせたあたりが作者の苦心なのでしょう。 大傑作という世間的評価は知りつつも、敢えてこの点数で。 |
No.2 | 4点 | 鍵の掛かった男- 有栖川有栖 | 2016/02/12 17:18 |
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決してつまらなかったわけではない。
だが読了しての感想は一言「長い! 長い割には真相がチープ!」 アリス(登場人物としての)や火村のファンだったら、長い方が嬉しいのかな。 「重量級」という形容は本の重さに対してではなく、 謎の深さに対して与えられる言葉であるべきと考える私には退屈な本だった。 |
No.1 | 5点 | 女王国の城- 有栖川有栖 | 2014/09/02 02:34 |
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ミステリーとしての出来はさておき、やはり長い。長すぎる。
二段組で500ページあるのは(面白ければ)いいんですが、 最初の事件が起こるのが168ページというのは遅すぎる。 事件が起こる前に挫折しそうになりました。 それ以外にも、あと少しで解決編というとこでだらだらと映画の話をしたりするのにイライラさせられました。 無駄な会話を省いてこの半分の長さだったら8点くらいだったかな。 |