皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
シーマスターさん |
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平均点: 5.94点 | 書評数: 278件 |
No.5 | 5点 | クレイジー・クレーマー- 黒田研二 | 2012/03/06 22:04 |
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確かに驚くべきミステリーではある。
しかしさすがにコレはちょっとねー ざっと見直してみても伏線もきちんと張り巡らされているようだし、「アンフェア」という批判もかわせる緻密さを備えた構成にもなっているようだ。多分。 しかし結局○○で片付けてしまう話の読後感は、下の方が仰るとおり「やられた爽快感」とは程遠い。 |
No.4 | 6点 | 永遠の館の殺人- 黒田研二 | 2012/02/29 21:26 |
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二階堂黎人との合作。
Killer X シリーズ第三弾。一応完結編らしい。 今日は四年に1度の二月29日。しかしそんな事はこの作品とは何の関係もない。 しかし結構雪が降りましたね。雪といえばこのシリーズ。スキー大スキ研二と黎人。(戯言シリーズかっ) 今まで同様凝った仕掛けモノだが、今回はちょっと「ムリ感」が大きかった印象。伏線の仕込み方もエレガントではないし、殺人シーンと最後の説明にも解離があるし。 Killer X シリーズ三部作、いや愛川晶と二階堂の合作「白銀荘の殺人鬼」も明らかに同系統の作品(たぶん最も本作との関連が強い)なので合わせて、この「二階堂黎人プロデュース・合作雪山ミステリー四部作」・・・それぞれ独立したミステリーとして楽しめるが、全部読むなら本作は最後に回した方がいいだろう。 |
No.3 | 7点 | 千年岳の殺人鬼 - 黒田研二 | 2012/02/21 22:41 |
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二階堂黎人との合作。
Killer X シリーズ第二弾・・・・と読み始めてから知る。 犯人は分からなかったけど、確かにメイントリックは(こういうのを読んだことがあれば)割と分かりやすい。 またズルやムリもあるし超常現象も残るが、硬いことを言わなければ不可思議性の辻褄合わせの完成度は高い方だと思う。何より(このシリーズの特徴、というより狙いだと思うが)凝りまくりの伏線や仕掛け三昧などミステリの遊び心が満載で楽しめる。 動機なんかどうでもいい。(ことにしておく) ネタバレ追記 アレらは「あだな」ではなく、それぞれの一般的な○称です。 |
No.2 | 6点 | 嘘つきパズル- 黒田研二 | 2010/09/06 22:36 |
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変態オカマのキショ描写(今年の暴力的な猛暑に比べれば屁でもない・・・・って比較になるかっ)に極度のアレルギー反応を呈する体質でなければ、パズラーとして一読の価値アルカイダと言ってもいいカモミール
特にロジックやらクイズやらが好きな方が(第2章以後)じっくり舐め尽くすように読んで(&見て)いけば最後には「楽しめた作品」になるだろう。 ただし(冒頭のクイズは本書の読者なら正解率>95%だろうが)本文の真相看破率が0.0004%以下であることは間違いないだろうけどね。 |
No.1 | 6点 | ウェディング・ドレス- 黒田研二 | 2008/11/14 22:07 |
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バカミスって聞いてたけど、違うよね?
全体的に何となくバカっぽい感じはするけど・・・・・・そういうのもバカミスというのかな。 何はともあれ、いい意味で裏切られた・・あるいは期待外れだったというべきか。 二人のズレ・・・当初は「またアレかよ」・・・そう、AのSやらMのSなどの「アレ」かと思ったが、それだけでは説明のつかない展開に・・・ん?どうなってんだ・・なるほど、「ソレ」が入っていたのか・・なかなか凝った構成だ、と感心させられ候。 密室は、勝手にガリレろ。 普通にミステリとして読むと、偶然と強引さが目立つストーリーメイクに少なからぬ怒りを禁じ得ないだろうが、細かいことは気にせず大らかな気持ちで読めば、ちょっとドタバタ気味のトリッキー・サスペンスとして面白い話だと思う。 |