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由良小三郎さん
平均点: 6.62点 書評数: 199件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.7 7点 法月綸太郎の冒険- 法月綸太郎 2002/11/06 22:46
結局、僕は軽い小説がすきなので、法月綸太郎と沢田穂波さんが出てくる図書館シリーズは、謎が小ぶりでも好きです。図書館シリーズと初期短編とからなるこの本は、なんかとりあえず1冊分短編たまったのでという感じでコンセプトないのと初期短編3冊のできは不満ですが、法月ファンなので。

No.6 8点 二の悲劇- 法月綸太郎 2002/03/25 20:04
随分前に購入して2人称のプロローグやなにかに、撃退されてしばらく未読にしてあったのですが、法月さんの他の作品でファンになったので、やっとおもしろく読めました。荒井由美の「卒業写真」が引用されるのはそれでもついていけないのですが。

前の作品でちょっとでてくる法月探偵の元同級生の久保寺容子という女性がいい雰囲気で、犀川・萌絵コンビ風になるかと思えば、マネージャのおじさんと、つきあってるらしいことにしてしまうのが法月さんらしいのかもしれません。

No.5 8点 パズル崩壊- 法月綸太郎 2002/03/20 20:11
何が崩壊したのか、法月さんも難しいことになってきてしまったなという感想です。ミステリに素朴でなくならざるを得ない時代の作品といいましょうか、そんなに深刻にならずに気楽にやってほしいものです。作品をつくる作者と、それを冷静に批評している作者が分裂していまっているのでしょうか。密室物(アンチ密室物?)の「黒のマリア」など前半の作品はかなり「あり」ですし、「カットアウト」なんかもいいんですが、僕らのような健全で(何が)素朴なミステリファンのためにもっと書いてほしいものです。

No.4 7点 雪密室- 法月綸太郎 2002/03/11 19:46
「頼子のために」「ふたたび赤い悪夢」の順によんで法月さんのファンになってから、「雪密室」を読んだので、さまざまな欠点を許してしまえます。この順で読むことをお勧めします。

No.3 9点 ふたたび赤い悪夢- 法月綸太郎 2002/02/11 19:03
これも、いろいろな作家のやっているミステリのあり方を模索する作品のひとつだと思いました。その部分がおもしろかったです。その意味でこの物語のなかの事件の真実は、安易なハッピーエンドであろうが、どうでもいいみたいな所があります。ワトソン役がいなくて、名探偵が自分で語るのって、手の内を全部さらさなければならないのでその辛さが、悩める探偵を作っちゃうのかと思いました。

No.2 8点 頼子のために- 法月綸太郎 2002/01/07 19:59
トリッキーな所がないけれど、非常に良い作品だとおもいました。文庫の解説者は「法月さんハードボイルドのジャンルへいらっしゃい」としきりに書いていたのですが、僕もハードボイルド系の作品が好きなので、その分野でもいい作品だとおもいます。比較的短い期間の物語で、きれみたいなものを感じました。

No.1 6点 誰彼- 法月綸太郎 2001/11/19 21:18
途中でいろいろな仮説が登場して、否定されるというのをこんなに何回もしなくてもいいのにと思いました。
犯人の性格が首尾一貫してないようで、動機に説得力ないような気がしました。意外な結末へもっていきたい気持ちが裏目でしょうか。

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由良小三郎さん
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平均点: 6.62点   採点数: 199件
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